「漫画村」が違法との判決が出て、実刑を受けた「星野ロミ」さん
かなりの批判を受けたのですが、一部の人たちからは
- 天才的な一面がある
- 上手く才能を使えば社会のためになる
- いい意味で協調性がない
と才能を認める発言が出ています。
そこで彼の出ているインタビュー動画を全て見て、彼の思考のどこが優れているのかを分析してみました。
この記事では「星野ロミ」さんが天才と言われる「考え方」「実績」「努力」「育った環境」など様々な観点から天才と言われる所以を考察してみました。
1・偏差値「62」東京電機大学高校出身
「星野ロミ」さんは「東京電機大学高校」出身です。
偏差値が「62」なので高い方ですが、「天才」と言われるほどのレベルではありません。
でも、標準よりも上にいることは間違い無いです。
そういった人の特徴としては
- コツコツ努力を続ける
- 目標に対して最善のアプローチを考えられる
- リスクが何か俯瞰して考えられる
こういった特徴はのちに「天才」と呼ばれる土台になっていることは間違い無いです。
2・自ら稼ぐマインドが天才的
「星野ロミ」さんは会社員になる選択ではなく、18歳の時に自ら「どうやったら稼げるか?」を考え、調べました。
「18歳」で卒業後を考える多くの高校生は
- 大学進学
- 専門学校進学
- 就職
このどれかを選びます。
しかし、「星野ロミ」さんは「自分で稼ぐ」を選択し、どうすれば良いか考えました。
18歳の高卒で「自ら稼ぐマインド」を持つ人は日本では少ないです。
令和元年のデータになりますが、高校生の
- 55%が大学・短大進学
- 16%が専門学校進学
- 18%が就職
と90%近くが「何かの組織に属する」という選択肢を選びます。
残り10%も「フリーター」や「未就職(ニートなど)」を選択する人も多いので、「星野ロミ」さんのように「自分で稼ぐ」ことを選択する人はごく稀な存在です。
そんな「選択」をした稀有な存在が「星野ロミは天才」と言われる理由のひとつです。
3・「ネット」で短期間で稼いだ実績
「ネット」で稼ぐことを選択した「星野ロミ」さん。まずブログの広告収益を得ることを目標にします。
手始めに作ったサイトが「ライブドアブログ」を利用して、当時、流行っていた「2ch(にちゃんねる)」のまとめサイト。
「2ch」に書かれていることを、見やすくまとめて記事にしたサイトです。
そこで「PV」を集めてサイトとして集客力を増し、広告を貼れば「広告収益」が得られるというビジネスモデルです。
一般的な手法で結果を出したことが「天才」
この「星野ロミ」さんが行った手法は一般的な手法です。
実際、インタビューで「この手法はネットで検索して学んだ」と言っています。つまり、誰でもこの手法は真似できるわけです。
しかし、「星野ロミ」さんがすごいのは一般的な「広告収益モデル」で、結果を出したことです。
収益はわずか4ヶ月で40万を稼ぎました。
そして、その「まとめサイト」は1年ほど続けました。そこでの最高月収が「300万円」という驚愕の収益を上げます。
「一般的な手法」は誰でもできるわけで、結果を出すのは逆に難しいと考えます。そこを短期間で結果を出すことが、「星野ロミは天才」と言われる理由のひとつです。
稼いだお金で食べまくり体重は100キロ越え(続き書くこと)
余談ですが、かなりの金額を稼いだ「星野ロミ」さん。高卒で月300万円稼いだわけですが、そのお金の使い道をわからず、「出前」などしまくります。
もちろん若いので食べたいものを食べまくるわけなので、体重が150キロまで

4・コスパを考えプログラミングを学ぶ
「2chのまとめサイトの広告」で収益をあげていた「星野ロミ」さん。結局はこのサイトを閉じることにしました。
東日本大震災の時、広告主が広告出稿を控えたためロミさんのサイトはアクセス数は変わらないものの収益が落ちました。
焦りを感じたロミさんは「このままでは収入が不安定だ」と策を考え始めます。
また、自分でチマチマサイトを更新するよりも、プログラムを上手く使ってサイトを構築しようと考えます。
そしてプログラミングを学ぶことにしました。
独学でプログラミングを勉強
プログラミングを勉強し始めたロミさん
スクールなどに通わずプログラミングを勉強しました。
プログラミングを使うとサイト更新を自分でする必要がなくなり、プログラムが自動でやってくれるから楽になる。
そんな考えの元、全部自動化させるためのプログラムを自分で学んで、構築します。
「手間できるだけ省いて稼ぐ」
すぐに必要なものを察知して、行動に移せるあたり結果を出している人の共通点ですね。
5・実は高いコミュニケーション能力
「星野ロミ」さんは学生時代は地味で友達がいないタイプと自分で話しています。
コミュニケーションが苦手なタイプだったのでしょう。
インタビュー動画をみても、どこかソワソワしてる様子ですし、早口で話しますし、落ち着かない様子が見て取れます。
しかし、「コミュニケーション力が高い」と思ったポイントがあって、インタビュアーが学生時代や漫画村など制作していた時の話を聞いた時、端的に要点をまとめて説明しているなと思いました。
こういうタイプの人は、論理的に物事を捉えていて、ポイントを相手に伝えて周知する能力が非常に高いです。
なので、話すことが苦手なだけで頭の中はスマート。相手の話を聞ける人が「星野ロミ」さんと話すと「コミュニケーション力が高い」と感じるんだと思います。
6・「漫画村」は著作権に引っかからない?モデルを考案
「漫画村」というサイトで「星野ロミ」さんは著作権のグレーゾーンをついた、ビジネスモデルを考えます。
まず、
- 違法に漫画をアップロードしたサイトがある(ロミさんのサイトでは無い)
- ロミさんは「漫画村」というサイトを作る
- 「漫画村」は無料で漫画を読める
- 「漫画村」は他の違法にアップロードしているサイトからデータを取ってきて表示する
- 「漫画村」はデータを保存せず、経由しているだけ(漫画を違法にアップロード保存してない)
つまり著作権法には「アップロードしたデータを誰にでも見れる状態にすると違法になる」と書かれており、ロミさんは「漫画村はデータはアップロードしていない(保存もしていない)ので違法にはならない」と解釈できるので、この手法を採用しました。
決して「違法」にあたる手法ではなく、法律に抵触しないであろう「手法」を考案したことも「天才」だと考える人もいてます。
7・違った文化で育ったお父様(ユダヤ人)の影響
「星野ロミ」さんはハーフです。
お父様がイスラエルとドイツの国籍を持つ方です。お母様は日本人です。
「星野ロミ」さんは日本で育ちましたが、外国籍のお父様の影響も多少なりとも人格形成、性格形成に影響があったのではと考えます。
「イスラエル」といえば「ユダヤ人」がほとんどを占めます。(2割程度がアラブ系)
「ユダヤ人は頭がいい」と聞いたことないでしょうか?
ユダヤ人は世界中で迫害された歴史を持ちます。自国を滅ぼされ他国で住まないと生きていけなかったのですが、各地にフィットするよう自由な発想を得たと言われています。
「星野ロミ」さんの発想も断片的に見れば「自由な発想」と捉えることができます。
実際に実刑を受けた、モラルに反しているのでNGなのですが・・・
しかし、著作権に引っかかりそうなグレーゾーンを狙うという発想は、自由な発想から生まれたのではないでしょうか。
このあたり、ユダヤの血を引く影響があったのかも知れません。
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