中居正広さんとフジテレビアナウンサーとの女性問題で「フジテレビ職員」が関わっていたかどうかで大揉めのフジテレビ。
そんな「フジテレビ」でアナウンサーとして活躍し、今はコンサルタント業も行っている
「長谷川豊」さん。
彼が「ホリエモン」さんとの対談番組で話した、「フジテレビデビュー」。
今回の問題に大きく関わる「フジテレビ特有の組織構造」が明らかになりました。そして、その構造が招く悪しき文化・風習の元になる「フジテレビデビュー」。
今回の記事ではこの「フジテレビデビュー」について調べてみました。
「フジテレビデビュー」とは

「フジテレビデビュー」とは、大学生時代をパッとしない感じで過ごし、何の爪痕も残せなかった学生が、「コネ」や「ノリが良くて」偶然「フジテレビ」に入社した社員。
その社員が、「女子アナウンサー」を管轄に置いている「編成局」に配属され、自由に「指揮・命令」できる立場になり
「女子アナ?いつでも連れて行けるよ!」と大きな態度で外部の人間に接する、気持ち良くなってしまう現象のことを「フジテレビデビュー」といいます。
部下と上司の関係なので「アナウンサー」は断れない立場
「フジテレビデビュー」が発生するフジテレビだけの特殊な組織構造があります。
「編成制作局アナウンス室」というのがあり、アナウンサーはそこに属します。
何が特殊かというと「編成局」の管轄下に「アナウンス室」があるということ。
他局は「アナウンスセンター」や「アナウンス部」として独立した組織として存在します。
✳︎のちに組織図で説明します。
一般の試験を受けた人は「編成制作局」「広報局」「人事局」などに配属。
アナウンサーは「アナウンス試験」を受けて入社。フジテレビの場合は、違った試験を受けた入社した人が同じ部署で仕事することになります。
フジテレビに入社した「新人アナウンサー」は1番下っ端になるので、「編成制作局」の人間の言うことを全て「業務命令」として聞かなければならないポジションになります。
人気「アナウンサー」を部下にできる優越感
たまたま「一般職」でフジテレビに入社し「編成局」に配属。部下に誰もが知る「人気アナウンサー」がいると、「フジテレビデビュー」した冴えない社員も気が大きくなります。
すると「業務命令」という名の指示で「好き放題」できる訳で、「接待」や「会食」の場面で「人気アナウンサー」を同席させたりすることができます。
「アナウンサー」自身も「いきたくないなぁ」と思いつつも、仕事上の命令なので背くわけにもいかず、参加することになります。
そうなると「フジテレビデビュー」君たちも「人気アナウンサー」を自由に操れることに「優越感」すら感じます。
「TBS」「テレビ朝日」「日本テレビ」はアナウンス部が独立している
各放送局の組織図で「アナウンス室」が独立しているのかチェックしました。
「TBS」はアナウンスセンターとして独立している
「TBS」のWEBサイトから組織図を抜粋しました。

「アナウンスセンター」として独立した組織になっています。
「テレビ朝日」はアナウンス部として独立している
同じく「テレビ朝日」も「アナウンス部」として独立した組織です。

「日本テレビ」はアナウンス部として独立している
日本テレビも同じく「アナウンス部」として独立した組織です。

長谷川氏の説明通り、「アナウンス室」は独立した組織ではない
フジテレビですが「アナウンス室・アナウンス部」など独立した組織では見当たりません。

「編成局」の下に「アナウンス室」があるので、「アナウンス室」からすると「編成局」の人の命令は絶対になります。
「長谷川豊」氏の発言は本当だった
組織図を見ると「アナウンサー」が属する組織が独立せず、他の組織の直下に置かれているので独立性が担保されていません。
「人気アナウンサー」を意のままに操れるのは、組織構造が原因とわかりました。
他局であれば「組織」として独立しているので「接待・会食」の依頼があれば断ることが可能ですが、「フジテレビ」では業務命令なので断れません。
そんな組織構造が今回のような問題を起こした一因になってることは間違い無いと思います。
それを裏付ける「長谷川豊」氏の発言でした。
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